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鉄道会社によって労働条件は違うのか|労働時間や年間休日など現役運転士が解説

こんな悩みはありませんか?
  • 鉄道会社に就職したいけど、労働時間って長いのかな。
  • 休みは年間どれぐらいあるの?
  • 有給休暇はちゃんとあるの?

会社選びを始めると、こんな不安が出てくる人は多いと思います。

結論から言うと

鉄道会社の労働条件は会社によって違います。

同じ「鉄道会社」でも、労働時間・年間休日・有給の日数には差があります。

さらに知っておいてほしいのが、同じ会社の中でも、乗務員(運転士・車掌)と駅係員では労働時間が違うことです。

この記事では、JR東海・JR東日本・JR西日本の3社を例に、労働時間・年間休日・有給がどう違うのかを、現役運転士のフェニオが具体的な数字で比べていきます。

就職や転職の会社選びで「働き方」を大事にしたい人は、ぜひ材料にしてください。

目次
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鉄道会社の労働条件とは

労働条件と一口に言っても幅広いですが、就職・転職の前に特に気になるのは、次の3つではないでしょうか。

  • 1日の労働時間
  • 1年間の休日数
  • もらえる有給休暇

この3つを、JR3社の実例で順番に見ていきます。

先にお伝えしておくと、どれも「鉄道業界で一律」ではありません。会社ごとに、そして職種ごとに違います。だからこそ、会社選びの段階で調べておく価値があります。

労働時間

まずは1日の所定労働時間です。JR3社を職種別に並べると、こうなります。

会社乗務員駅係員その他(非現業)
JR東海7時間00分7時間30分7時間30分
JR東日本7時間10分7時間20分7時間30分
JR西日本7時間45分7時間45分7時間45分

この表から、2つのことが読み取れます。

1つ目:3社とも、法律の上限より短い。 労働基準法が定める法定労働時間は1日8時間です。3社はいずれも、それより短く設定されています。

2つ目:乗務員の労働時間が短い会社がある。 JR東海は乗務員が7時間ちょうど、JR東日本は乗務員が7時間10分と、駅係員より短く設定されています。一方でJR西日本は、職種を問わず一律7時間45分です。

同じ「運転士になる」でも、どの会社を選ぶかで1日の働く長さが変わる、ということです。

フェニオ

乗務員は早朝や深夜、泊まり勤務が基本だからね。安全面と健康面に配慮して、労働時間が短めに設定されているんだよ

年間休日

次に、1年間の休日数です。

  • JR東海:120日
  • JR東日本:120日
  • JR西日本:119日

3社とも、年間休日はおよそ120日です。一般に「年間休日120日」は、土日(1年で約104日)に年末年始などを加えた水準で、休みが多い部類とされます。

ただし、鉄道会社の休みには特徴があります。

カレンダー通りの土日休みではありません。

シフト制(交代勤務)なので、休みが平日に来ることも多いです。世間が動いている平日にゆっくりできるのは、意外と大きなメリットです。

フェニオ

平日に休みが取れるから、役所や病院、混まない時期の旅行に行きやすいのはありがたいね

有給日数

有給休暇(年次有給休暇)は、3社とも最大20日です。

ここは少しだけ正確に説明します。有給の日数は労働基準法で決まっていて、入社してすぐ20日もらえるわけではありません

  • 入社から6か月後:10日付与
  • そのあと、勤続年数に応じて少しずつ増える
  • 勤続6年6か月で20日(これが法律上の上限)

JR3社が20日というのは、この法律の上限までしっかり付与しているということです。

そして大切なのは、もらえる日数よりも「ちゃんと取れるかどうか」です。有給が20日あっても、取りにくい職場では意味がありません。

フェニオ

有給の取りやすさは、人員や繁忙期・閑散期によっても変わるよ。でも乗務員は頭数が多いから、繁忙期を除けば比較的取りやすいんだ

その他の労働条件

労働時間・休日・有給のほかにも、会社によって差が出る項目があります。代表的なものを2つ紹介します。

🔶残業の割増賃金(残業代の割増率)

残業をしたときの割増率にも、実は会社差があります。労働基準法では最低ラインが決まっていて、時間外労働は25%以上、深夜勤務は25%以上、休日労働は35%以上の割増を支払うことになっています。

会社によっては、この最低ラインを上回る率を設定していることもあります。

フェニオ

うちの休日出勤の割増は、法律で決まった35%を大きく上回るんだ。乗務以外の残業も、1分単位できっちりついてくるよ

🔶退職金の計算方法

退職金も、金額や計算のしかたが会社ごとに違います。勤続年数や退職理由(自己都合か会社都合か)によっても変わり、長く勤めるほど手厚くなるのが一般的です。

こうした細かい条件は、求人票を見ただけでは分かりにくい部分です。気になる場合は、あとで紹介する転職エージェントに聞いてしまうのが近道です。

電車の運転士の仕事内容

労働条件と合わせて、実際の仕事内容も知っておきましょう。

電車の運転士の仕事は、「決められた時刻通りに、安全にお客様を運ぶこと」です。

ただ運転するだけではありません。出発前の車両点検、信号や標識の確認、定時運行の管理など、安全を守るための作業がたくさんあります。だからこそ、乗務中は高い集中力が求められます。

運転士になるまでの流れや、駅員・車掌との仕事の違いは、別の記事でくわしく解説しています。あわせて読んでみてください。

鉄道会社の仕事内容(駅員・車掌・運転士の違い)

電車の運転士の1日

運転士の働き方には、一般的な会社と大きく違う点があります。泊まり勤務があることです。

鉄道は朝の始発から深夜まで動いています。そのため運転士は、日勤だけでなく、会社に泊まって翌朝の早い電車を担当する勤務があります。

大まかな流れは、こんなイメージです。

  • 昼から午後に出勤し、夕方から夜の電車を乗務する
  • 深夜は乗務員用の宿泊施設で仮眠する(睡眠時間はきちんと確保される)
  • 翌朝、始発から午前中の電車を乗務して勤務明け

この「泊まって翌日の昼までに終わる」働き方があるぶん、明けの日や連休の作り方が独特です。慣れると、平日の昼間に自分の時間を作りやすくなります。

1日の具体的な過ごし方は、別記事にまとめています。

電車の運転士の1日のスケジュール

鉄道会社への就職・転職

ここまで見てきたように、労働条件は会社によって差があります。だからこそ、会社選びが働き方を左右します

とはいえ、各社の細かい労働条件を自分だけで調べ切るのは大変です。求人票に載っていない実態(残業の多さや有給の取りやすさなど)は、内部事情にくわしい人に聞くのが一番です。

そこで役に立つのが、無料で使える就職・転職エージェントです。

社会人から転職する人は、転職に特化したサービスが向いています。非公開の求人を紹介してくれたり、労働条件の交渉を代わりにやってくれたりします。

転職の方はこちら あなたに合った転職エージェントを無料で紹介

新卒でこれから就活する学生さんは、新卒向けの就職エージェントが向いています。

新卒の方はこちら 鉄道業界に強い就職エージェント

鉄道会社の中途採用の進め方や、転職の具体的な手順は、こちらの記事でくわしく解説しています。

鉄道会社の中途採用のリアル

鉄道会社への転職方法

まとめ

鉄道会社の労働条件について、JR3社を例に見てきました。

  • 労働時間:3社とも法定の8時間より短い。乗務員が駅係員より短い会社もある(JR東海は7時間、JR東日本は7時間10分)
  • 年間休日:3社ともおよそ120日。ただしシフト制で、平日に休みが来ることが多い
  • 有給日数:3社とも法律上限の20日。大切なのは「取りやすさ」
  • その他:残業の割増率や退職金の計算方法にも会社差がある

同じ「鉄道会社」でも、働き方には差があります。

「電車の運転士になりたい」だけでなく、「どんな働き方をしたいか」も、会社選びの大事な軸です。しっかり調べて、自分に合った鉄道会社を見つけましょう!

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